ギャング オブ ニューヨークの原作の表紙にも使われているこの写真は1888年にニューヨークのめちゃ治安悪いところで撮られたもので、写ってる奴らもギャングなのです
題名が"Bandit's Roost"、日本語の題名が「強盗たちの根城」ですからソウトウなもんです
その写真を撮った写真家で、ジャーナリスト、社会改革家のJacob Riis(ジェイコブ リース)は1849年デンマーク生まれで21歳のときに大工を志し移民としてアメリカにやってきました
アメリカに来た後は、大工としての仕事などを経て貧しい暮らしも体験したようで
その後、ジェイコブはニューヨーク トリビューン紙の記者となるのですが、それまでに経験した貧しさや貧困者の生活ぶりにだいぶ影響を受けていたようです
そんなジェイコブが1890年に発表した写真集が"How the Other Half Lives"です
「もう半分はどう生きているのか」という題名で、富裕層に対しての貧民層に焦点を当てていて、今では考えられないニューヨークのスラム街の貧しさ、住居問題、浮浪者(子供もたくさん)に多くの人が衝撃を受けたそうです
ちょうどストロボが発明された頃だったこともあり、薄暗いスラム街が撮影できるようになったことも写真を撮るのに都合がよかったんでしょう
そんなジェイコブ、写真をスライドにして地域の集会などいろんな所に持ってって人々にこの状況を知ってもらおうと奔走します、さっきの写真集の題名もそうですが、貧しい人がこんなにいる、という事実が割と隠されていたんだと思います。
ジェイコブ達の社会改革運動が大統領まで届き、大会社にお金が集まりすぎるのをなんとかしよう!という改革が始まったようです、そして大金持ちは世間に非難されまくり交わすために慈善事業をしたのです
今じゃ、ニューヨークにはジェイコブリース公園があったりジェイコブリース住宅があったり、彼の功績はニューヨークの歴史の一部となったんですね
そちらも気が向きまくったら見てみてください